あの時代は異常でしたね

さむスタッフ

2024年03月03日 23:50

4年前のコロナ禍の最中に肺炎に罹患

今でこそ発熱外来へ行けばすぐPCR検査が
受けられるようになったが

その当時はPCR検査を受ける基準が厳しく
今みたいに簡単には受けられなかった

確か

①海外渡航歴あり、
②持病あり、
③37.5度以上の熱が4日以上続いている
④…


あとひとつ、なんだっけ?
まぁいいや


呼吸器に持病がある私は
38度超えの熱が数日続き焦った

発熱外来へPCR検査希望で行くも

PCR検査を受ける基準に達していないからと
解熱剤処方だけで帰された





このあたり記憶が曖昧だが…

粘って交渉した結果
PCR検査は出来ないが肺のCTだけは撮影可能…
だったかな?


防護服みたいなのを着せられ検査へ
それで肺のCTを受け肺炎だとわかった

だがPCR検査でコロナ感染の有無が確認出来ない為
入院は拒否され自宅待機となった

医療機関が私に出来る事はそれ以外なかったのです









その後は自宅待機へ

体調が悪くなれば発熱外来へ車で行き
スマホで医師と電話問診票


何度行ってもPCR検査は受ける事が出来ず
結局は自宅待機

それが2ヶ月続いた

2ヶ月も死なずにいたからコロナではなかったのかもしれないが

もう明日には重症化して死ぬ…
という気持ちで誰にも会わず自宅にこもる
毎日過ごした

その時点で精神的にかなり来ていましたね





こうやって命を落とさず復帰できた事も感謝


だが

その1年後コロナに罹患、

中等症状に分類され、
それこそ自宅待機、
1年前の経験がこんなところで役に立ちました


コロナ禍は異常な時代でした

医療崩壊がどんなものか
医療従事者のはしくれの私でも理解はしていました


感染症が拡大すると
"本当に医療が必要としている人に医療提供が出来ない"


そんな中…私は肺のCTだけは受ける事が出来た


だが私以外に持病があり発熱してしまった方々は
この異常なコロナ禍の中
PCR検査を受ける事も出来ず
どう過ごしていたんだろう…と思うと心が痛む


小松 沙紀

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